Open Source

wordpress Linux…

Profit structure starting with unpaid services.

Considering users and markets

オープンソースの素晴らしさ

このWebサイトはWordPressで作成しています。WordPressは所謂オープンソースと言われ、一定の条件を満たせていれば商用非商用を問わず自由にソフトウエアの利用や修正、配布などを行う事ができます。

サーバーのOSはRedhat系のOSであり所謂Linuxで動いています。WordPressはPHPとMySQLで動いており、PHPもMySQLもLinuxもオープンソースになります。

オープンソースの素晴らしさに世界中の有志がボランティアで開発を行い利便性やセキュリティ、安定性など利用する方が使いやすいソフトウエアになるよう日夜努力をしています。

オープンソースそのものの話は長くなりますのでここではWordPressがなぜオープンソースで成功したのかについて考えてみます。

CMS

今やWebサイトは、動的コンテンツと言われ、Web上に管理画面を持ち管理画面で記事を書き写真や動画も扱えるようになっています。このような機能をWebサイトに持たせるには動的に動かせるプログラムとデータベースが必要になります。

このような機能をパッケージし、プログラミングやコードに精通していなくても動的なWebサイトを構築し運営出来るようにしたものをコンテンツマネージメントシステムと言われ、頭文字をとりCMSと言われています。

CMSの圧倒的シェアを持つのがWordPressになります。世界中のWebサイトの40%を占めています。元々は小規模なブログ用のCMSとしてスタートしたWordPressですが今や大企業やECなどでも使われています。

WordPressの特徴に、利用が簡単であり、初学の敷居が低い事があります。この初学の低さに、コードを意識せず、テキストエディタで文書を書く感覚で記事やページを作成できる事、目的に応じて優れたテンプレートが無数に用意されていることがあり、全く知識のない方でもその気になれば、数日でプロに依頼したようなデザインのWebサイトが構築できてしまいます。

インフラ面においても利用が簡単で本来サーバー側でWordPressのインストールを設定する必要があり、サーバーを設定する知識が必要になるのですが、ホスティング会社にパッケージされた簡単インストール機能によりサーバーの知識がなくてもサーバーにWordPressのインストールが簡単に出来る機能が用意されています。

マーケットが大きいので、プラグインと言われるECやSNSなど目的のためのツールの数や種類も多く、テーマと言われる基本デザインの種類も豊富であり、WordPressのインターフェースに準拠しているため、プログラミングやコードの知識がなくても利用が簡単でWebサイトを目的の形に構築することができます。

PHPとDBという動的なWebサイトの基本を非常にわかりやすい形で提供している事がWordPressの利用の敷居を下げている要因となっています。

Webサイト構築の需要はまだまだ旺盛であり、Webサイト構築のスタンダードとも言えるWordPressが利用されるのはまだまだ続くのではないでしょうか。

WordPressが成功したのは需要の多さ=マーケットの大きさがあることが大きいのですが

一般ユーザーからの需要によるコアプログラム以外のデザインや機能に関わる需要の大きさ

サードパーティのマーケットが大きいので優れたプログラムやデザインが集まりやすい事

そこに関わる会社や個人の収益性が高い事で参加者が集まり収益を上げられる事でクォリティも高い事

公式非公式問わず、ハウトゥや使用例の情報が多くコミュニティが活発なので、全く知識のないものでもちょっと調べるだけで興味や実際の利用に繋がりやすい事があります。

開発者ではない方の利用

WordPressは個人のブログから企業のサイト、ECやSNSなど利用用途が高く、個人法人問わず、情報公開をしたいという需要に応えられるだけのわかりやすさと敷居の低さ、敷居は低いながら完成するもののクォリティの高さが群を抜いて優れているので世間一般に受け入れられているのではないでしょうか。

オープンソースながら、サイトデザインなどはプログラム開発者ではない方も自由に参加することが可能なので関連するプラグインの開発や作成の敷居も低く、必ずしもプログラムに精通していない方でもWordPressに関わるプラグインやテーマの作成に参加できる事が豊富なサードパーティにつながっています。

理想的な収益構造

WordPressが成功している理由に、発明した初期メンバーの収益構造が確立されています。

WordPress.Comと言われるWordpressに特化したクラウドサービスを初期メンバーが展開し、企業需要や個人需要をうまく取り込んでいます。

コアメンバーが関わっているので、安定性やセキュリティは抜群で世界を代表する企業も実際に使用しています。

コア開発に関わっているメンバーをはじめそれ以外でもそれぞれ得意なプログラムを開発し配布しています。サードパーティプログラムは理想的な価格設定や、スマートフォンアプリを使う感覚で利用できる手軽さから、こちらのマーケットも大きく収益構造が出来上がっています。

発明し開発したメンバーも、オープンソースを使い機能やデザインに関わるサードパーティを作成しているメンバーも収益構造が出来上がっている事でオープンソースのコミュニティが理想的に保たれ日々進化しています。

Linuxもオープンソースですが、収益構造がWordPressのような形で形成されておらず、OSという完全に開発者が関わるプログラムの形式上どうしても一般の方が参加するのが難しく、利用者は多いながらマーケットと収益構造の確立が難しく、収益を目的としたものや理想を目的としたものなど開発陣が分裂し、ディストリビューターと言われる、それぞれ異なるLinuxが誕生し、プロジェクトの維持が困難になり開発が止まってしまったものも多数あります。

Linuxの例もオープンソースの一つの型ながらWordPressのような収益構造が生み出せていない事がコミュニティが割れてしまい優れたプロジェクトも停止してしまう原因ではないかと考えています。

2021年にLinuxのディストリビューションであるCentOSの開発が停止してしまい衝撃のニュースとしてサーバー関係者や開発者に届きました。CentOSは日本での利用者も多く、非常に残念な出来事であります。ホスティング会社のサーバーのOSを確認すると開発とサポートが終了してしまったCentOSがいまだに使われておりホスティング会社も頭の痛い問題ではないでしょうか。

同じオープンソースでありながら、収益構造が自然発生的に形成されなお進化しているものと、素晴らしく社会性が高く旗艦となる技術にも関わらずプロジェクトが頓挫してしまうものがあるのは無償やボランティアで始まったものが、社会上の需要で明暗を分けてしまっている事に考えさせられます。

WordPressは非常に優れたWeb構築管理ツールです。弊社も案件により豊富な選択種を用意させていただいています。